2022年4月13日、米Semtech社サイトでLoRaEdge™ LR1120プレスリリースが公開されました。単一のLoRa電波によるGeolocationサービスから位置測位精度を上げるために従来のトランシーバー転送モード(LoRa MAC)から、GPSやWiFI周波数帯域も同時サポートするLoRa Modem転送モードを使い、さらに低軌道衛星と通信をサポートする新プロトコルスタック LR-FHSSをリリースしました。IoTサービスにおける位置情報を効率的に運用できるLoRaE...
現行のThe Things Network V2からThe Things Stack V3への全面マイグレーションは今年末までとなります。 しかし、ゴールデンウィーク明けくらいからは、The Things Network V3も限定ではありますが、ご利用になります。そこで、The Things Stack V3から新たにSEMTECH社のLoRa Cloudサービスも全面的に採用されますので、ご参考までにLoRa Basics Modem-EとLoRa Cloudに関して簡単に触れておきます。*オリジナルソース「Understa...
LoRaWANをやっていて3つの要素技術に注目していました。 1つ目は低消費電力、2つ目は低軌道衛星で500kmまでの長距離通信、3つ目は、LoRa Geolocation、 つまりアメリカやソ連の高度静止衛星でなく、地上のLoRaWANゲートウェイだけで(他の無線技術も組合わせて)LoRaデバイスの位置を特定する技術です。Bluetoothで有名な三点測位でなく、多面的な測位方法です。 英語で"MULTILATERAL"というそうです。Semtechでは、こうした多...
TTN Kagoshimaイニシエータ 田中さんに下記 Dragino LoRa GPSトラッカーとSemtech開発のLoRa Geolocationサービス - COLLOSを使って鹿児島市内で実証実験をしていただきました。位置測位地図表示は、Cayenneの標準機能を使いました。 GPS機能とLoRa Geolocation機能を比較表示しましたが、Cayenne位置情報認識が小数点5桁が切り捨てになる為、どちらも同じ緯度経度を表示されています。右が、Dragino LoRa miniを使った位置測位の...
先週、Semtech Japanの宮畑部長様と初めて面会しました。 LoRa発明者のNicolas Sorninの話しになり、少し盛り上がりました(笑)。また、宮畑部長様からお聞きした、オランダ通信キャリアKPNが、一早くLoRaを採用した理由として街じゅうにあふれる自転車だったということでした。 2月にアムステルダムに行った際に感じたのは、とにかく街中いたるところにある自転車です。オランダ最大アムステルダムセントラル駅は、地下4階の...
今回でThe Things Conferenceに関するネタは最後です。 LoRaWAN技術を普及させたキーマンとしては、元IBMチューリッヒ研究所にいたDr. Thorsten Krampの功績は大きいです。 現在、Dr. Thorsten Krampは、スタートアップベンチャー TrackNet社ファウンダー&CTOに移籍しました。たまたま、The Things ConferenceのKEYNOTEスピーチの中でLoRa Alliance議長(3月5日議長は交代しましたが)による司会のKEYNOTEセッションがあり、檀...
2月1日から3日までアムステルダムで開催されまたThe Things ConferenceでのLoRa無線変調技術の発明者 Nicolas SorninのKEYNOTEスピーチとインタビューの動画です。Nicolasは、Semtechに買収された後もフランス・アルザス地方で住んでいるといってました。LoRaチップに関しては、Nicolas Sorninがゼロからイチを生み、発明したということをThe Things Conference会場に参加している人達は皆知っているので、彼のスピーチの時はメイ...
ちょうど1年前、ある大手通信キャリア関連会社の社長と幹部と面会させていただき、LoRaについて説明させていただきました。その際に、LoRaWANの普及は、ベルギーとオランダで2015年はじまった内容と下記の記事にあるベルギーの通信キャリア Proximusとオランダの通信キャリア KPNのビジネスモデルを説明させていただきました。両国ともLoRaWANを全国規模で構築したのは2年前、ようやくLoRa関連の技術が蓄積し、SEMTECH社からは...