2022-02-28 (Mon)
2022年2月25日、The Things Stack バージョン3.18をリリースしました。新たな周波数プランのサポート、LR-FHSS新プロトコルを正式サポート、インテグレーションなどの改良を実施

2022年2月25日
By The Things Industries
*新しい周波数プランのサポートが追加されました
The Things Stackは、LoRaWANレイヤー2仕様の全バージョンをサポートするRP2 1.0.3 LoRaWAN®地域パラメータをサポートするようになりました。これにより、イスラエルやベトナムなど、より新しい周波数プランへのサポートが追加されます。
*新しい統合機能の追加
Version 3.18では、デバイスの位置情報を確認・可視化できるトラッキングプラットフォーム「IoT Wonderland」と、センサー部品の振動をモニタリングするプラットフォーム「Tellsens」の2つの統合機能が追加されました。インテグレーションを追加する方法については、ドキュメントを参照してください。
*ゲートウェイ統計の追加
ゲートウェイ接続の統計情報に、クラッシュ時の情報漏えいを防ぐためのタイムトゥライブが追加されました。
*ダウンリンクとアップリンクの改善
マルチキャスト環境(セッションキーが共有されているグループ)におけるダウンリンクのタスクのパフォーマンスが改善されました。
*LR-FHSS新プロトコル正式サポート
Things StackがLR-FHSSアップリンク速度に対応し、ネットワーク容量と新たな展開の可能性が広がりました。
*ドウェルタイムの改善
AS923などの帯域におけるドウェルタイムの設定が、エンドデバイスによってダウンリンクが拒否されないように、より保守的になりました。
*Redisの最小必要バージョン
The Things Stackは、障害なく運用を継続するために、Redisバージョン6.2以降を必要とするようになりました。
※米国IEEE標準化委員会では、LR-FHSSの規格化が進められています。
長距離周波数ホッピングスペクトラム拡散(LR-FHSS)は、衛星IoT(実際は定期同衛星向け)などの超長距離・大規模通信シナリオに対応するために設計された新しい物理層です。その核となるのは、LoRaと同じ無線リンクバジェットを提供しながら、より高いネットワーク容量を提供するために設計された高速周波数ホッピング技術です。また、LR-FHSSは、その設計原理によりパケット伝送を細かく管理し、パケット単位でのQoSポリシーを実現します。IoTアプリケーションにおけるLoRaWANの採用が目立つ中、この記事は、LR-FHSSの仕組み、提供できる性能、その限界と研究の可能性を理解するための参考資料となります。
↓↓↓↓↓↓↓
https://ieeexplore.ieee.org/document/9422331
*LR-FHSS Carsh Course by Semtech
The Things Stack v3.18からサポートされたLR-FHSS物理層の概要説明です。地球の上空500km前後を15回 / 日 周回する低軌道衛星とのセンサデバイスとのダイレクト通信に必要なプロトコルです。
以上
■The Things Network - LoRaWANをみんなでシェアして使う 新刊本好評発売中!

Johan Stokking (左 The Things Network TECH LEAD=CTO)とWienke Geizeman (右 The Things Network CEO)
*工学社新刊本リンク先
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://www.kohgakusha.co.jp/books/detail/978-4-7775-2043-5
◆The Things Network PR Movie【日本語字幕入り】

◆詳細はこちらから....
↓↓↓↓↓↓↓
https://www.thethingsnetwork.org/country/japan/
*The Things Networkについて
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
◆※例:Dragino製のゲートウェイの設定方法ですが、他社ゲートウェイもほぼ同じやり方でV2からV3に移行できます。
↓
https://wiki.dragino.com/index.php?title=Notes_for_TTN#TTN_v3
◆※Dragino LPS8, LG308, DLOS8ともに同じやり方でV3にゲートウェイ登録できます。注記:Draginoゲートウェイ用ファームウェアを更新する場合、現在お使いのファームウェアを必ずFactory Defaultに設定を戻してから更新してください。そのまま新しいファームウェアを更新すると正しく機能しなくなりますのでご注意ください。
↓
◆※万が一、上記のやり方で登録できない場合は、下記のやり方でGateway EUIを登録してみてください。
↓
https://www.thethingsindustries.com/docs/gateways/dragino-lps8/
◆What is the Packet Broker? 【日本語字幕入り】
◆パケットブローカー(Packet Broker) Webinar日本語字幕入り】
◆Migrating devices to The Things Stack【日本語字幕入り】

◆TagoIO Webhook Integration with The Things Stack 【日本語字幕入り】
◆New Device Emulator from TagoIO【日本語字幕入り】
◆Distributing Dashboards with the TagoIO【日本語字幕入り】

◆技適取得済TTN対応ゲートウェイ&センサエンドデバイスを好評販売中!
↓
http://sales.dragino.jp/


2022年2月25日
By The Things Industries
*新しい周波数プランのサポートが追加されました
The Things Stackは、LoRaWANレイヤー2仕様の全バージョンをサポートするRP2 1.0.3 LoRaWAN®地域パラメータをサポートするようになりました。これにより、イスラエルやベトナムなど、より新しい周波数プランへのサポートが追加されます。
*新しい統合機能の追加
Version 3.18では、デバイスの位置情報を確認・可視化できるトラッキングプラットフォーム「IoT Wonderland」と、センサー部品の振動をモニタリングするプラットフォーム「Tellsens」の2つの統合機能が追加されました。インテグレーションを追加する方法については、ドキュメントを参照してください。
*ゲートウェイ統計の追加
ゲートウェイ接続の統計情報に、クラッシュ時の情報漏えいを防ぐためのタイムトゥライブが追加されました。
*ダウンリンクとアップリンクの改善
マルチキャスト環境(セッションキーが共有されているグループ)におけるダウンリンクのタスクのパフォーマンスが改善されました。
*LR-FHSS新プロトコル正式サポート
Things StackがLR-FHSSアップリンク速度に対応し、ネットワーク容量と新たな展開の可能性が広がりました。
*ドウェルタイムの改善
AS923などの帯域におけるドウェルタイムの設定が、エンドデバイスによってダウンリンクが拒否されないように、より保守的になりました。
*Redisの最小必要バージョン
The Things Stackは、障害なく運用を継続するために、Redisバージョン6.2以降を必要とするようになりました。
※米国IEEE標準化委員会では、LR-FHSSの規格化が進められています。
長距離周波数ホッピングスペクトラム拡散(LR-FHSS)は、衛星IoT(実際は定期同衛星向け)などの超長距離・大規模通信シナリオに対応するために設計された新しい物理層です。その核となるのは、LoRaと同じ無線リンクバジェットを提供しながら、より高いネットワーク容量を提供するために設計された高速周波数ホッピング技術です。また、LR-FHSSは、その設計原理によりパケット伝送を細かく管理し、パケット単位でのQoSポリシーを実現します。IoTアプリケーションにおけるLoRaWANの採用が目立つ中、この記事は、LR-FHSSの仕組み、提供できる性能、その限界と研究の可能性を理解するための参考資料となります。
↓↓↓↓↓↓↓
https://ieeexplore.ieee.org/document/9422331
*LR-FHSS Carsh Course by Semtech
The Things Stack v3.18からサポートされたLR-FHSS物理層の概要説明です。地球の上空500km前後を15回 / 日 周回する低軌道衛星とのセンサデバイスとのダイレクト通信に必要なプロトコルです。
以上
■The Things Network - LoRaWANをみんなでシェアして使う 新刊本好評発売中!

Johan Stokking (左 The Things Network TECH LEAD=CTO)とWienke Geizeman (右 The Things Network CEO)
*工学社新刊本リンク先
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://www.kohgakusha.co.jp/books/detail/978-4-7775-2043-5
◆The Things Network PR Movie【日本語字幕入り】

◆詳細はこちらから....
↓↓↓↓↓↓↓
https://www.thethingsnetwork.org/country/japan/
*The Things Networkについて
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
◆※例:Dragino製のゲートウェイの設定方法ですが、他社ゲートウェイもほぼ同じやり方でV2からV3に移行できます。
↓
https://wiki.dragino.com/index.php?title=Notes_for_TTN#TTN_v3
◆※Dragino LPS8, LG308, DLOS8ともに同じやり方でV3にゲートウェイ登録できます。注記:Draginoゲートウェイ用ファームウェアを更新する場合、現在お使いのファームウェアを必ずFactory Defaultに設定を戻してから更新してください。そのまま新しいファームウェアを更新すると正しく機能しなくなりますのでご注意ください。
↓
◆※万が一、上記のやり方で登録できない場合は、下記のやり方でGateway EUIを登録してみてください。
↓
https://www.thethingsindustries.com/docs/gateways/dragino-lps8/
◆What is the Packet Broker? 【日本語字幕入り】
◆パケットブローカー(Packet Broker) Webinar日本語字幕入り】
◆Migrating devices to The Things Stack【日本語字幕入り】

◆TagoIO Webhook Integration with The Things Stack 【日本語字幕入り】
◆New Device Emulator from TagoIO【日本語字幕入り】
◆Distributing Dashboards with the TagoIO【日本語字幕入り】

◆技適取得済TTN対応ゲートウェイ&センサエンドデバイスを好評販売中!
↓
http://sales.dragino.jp/

- 関連記事
-
-
The Things Stack Cloud Plus(有料版)がかなりパワフルになりました! 2023/04/12
-
The Things Stack バージョン3.18をリリース - LR-FHSS新プロトコルを正式サポート 2022/02/28
-
世界のクラウド 二強ベンダー、オープンスタンダードLoRaWAN(The Things Stack)の取り組み - MicrosoftとAmazon 2021/09/17
-
AWS、日本リージョンで障害、ネットワーク二重化に関する考察 - The Things Stack Cloud 2021/09/03
-
TTN V3に移行すべき理由 2021/08/27
-
The Thins Stack v3.14リリース - ペイロードサイズ最大40kB, LR-FHSS変調サポート, Azure IoT Hubとの親和性向上 2021/08/19
-
【重要】2021/8/16、TTN V3日本語版まもなくリリースします! 2021/08/06
-
いよいよ明日、6/19(土曜)午後2時からTTN V3のオンライン勉強会です! 2021/06/18
-
【重要】TTN V2からTTN V3への移行説明動画(日本語字幕入り) 2021/06/11
-
The Things Stack V3にフォーカスしたオンラインセミナー The Things Conference - The Things Stack 2021/05/22
-
【重要】TTN V2からTTN V3への移行手順 2021/05/07
-
The Things Stack V3日本語版とAWS IoT Core for LoRaWAN 2021/03/05
-
The Things Stack V3の変更点とPacket Broker、そしてDockerインストール 2021/02/26
-
LoRaWAN®プロトコルが新たに長距離ネットワーク容量を拡張 – LR-FHSS 2020/12/01
-
スポンサーサイト